令和3年 地価公示が公表されました

3月23日(火)、国土交通省より令和3年1月1日現在の公示地価が発表されました。

北海道の宅地等の価格は、依然として多くの市町で下落が続いています。これまでの地価下落による底値感などを背景に、下落幅の縮小や上昇に転じた市町などが多くあったが、コロナ禍の影響により経済活動の停滞等から下落幅が拡大してきたことや、札幌市においても上昇率が縮小するなど住宅地、商業地の上昇が鈍化しています。全用途の平均変動率は平成29年から5年連続で上昇となっているものの上昇率は縮小しています。

用途別の平均変動率

北海道

住宅地+1.5%(前回 +2.2%)
商業地+0.6%(前回 +4.5%)
工業地+1.0%(前回 +1.0%)

札幌市

住宅地+4.3%(前回 +7.1%)
商業地+2.9%(前回 +10.2%)

北海道内で地価の上昇率・下落率が最も大きかったポイント

地価上昇地

住宅地

倶知安-3(倶知安町字山田)+25.0%(全国順位1位)
北広島-1(北広島市共栄町1丁目)+17.7%(全国順位2位)
北広島-6(北広島市東共栄2丁目)+15.6%(全国順位3位)
北広島-4(北広島市美沢3丁目)+15.2%(全国順位4位)
  • 倶知安においては、コロナ禍の影響により上昇率は縮小しましたが、外国人等によるペンション等の別荘用地の需要が強含みであり、高値取引も見られます。
  • 北広島においては、北海道ボールパークFビレッジ建設への期待感が地価を押し上げているものと思われます。

商業地

倶知安5-1(倶知安町南1条西1丁目)+21.0%(全国順位1位)
  • 市街地中心部に位置する商業地で、コロナ禍の影響により上昇率が縮小しましたが、アジア系投資家の需要が高いものと思われます。

地価下落地

住宅地

岩見沢-7(岩見沢市栗沢町最上)▲7.5%(全国順位6位)

商業地

夕張5-1(夕張市本町2丁目)▲7.9%

なお、詳細につきましては、下記の国土交通省ホームページ「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」にてご覧いただけます。

「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」

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